脳血流シンチ(認知症検査)って何をするの?

脳血流シンチは、RI検査の1つで、ガンマカメラやシンチカメラなどと呼ばれる装置を用いた頭の血流を画像化する検査です。

放射性同位元素(Radio Isotope)を使うことからRI検査と呼ばれます。

RIは、MRIと名前が似ていますが全くの別物です。

MRIは地場を使った検査で、とても音がうるさいのですが、このRIは静かに撮影が可能です。

脳血流シンチでは、血管から(静脈)注射にて、放射性同位元素と呼ばれる微量の放射線を放つ薬品を体内へ投与します。

その薬品は目的とする頭へ血流と共に運ばれていきます。

頭へ集まった薬品が放つ放射線を、ガンマカメラと呼ばれる特殊なカメラで検出します。

検査後に得られたデータを調べることにより、脳のどの部分からどのくらい放射線が飛んできたかを計算します。

飛んできた放射線の量が少ないと、その部分の血流が落ちていると判断ができます。

そうして脳の血流が落ちている部分を見つけることで、脳血流シンチでは認知症の診断に役立てられるのです。

検査の流れについて

1.検査台に横になりアイマスクをする

2.血管から注射をし、RIの薬品を注射する

3.検査が終わるまで動かずにじっとしておく

このような流れです。

1.アイマスクをして、横になる。

まずは、アイマスクをします。これは、目から光が入ってしまうと脳の後ろ側(後頭葉)の血流に変化を及ぼすためです。変化していると誤診してしまう可能性があるからです。アイマスクをして脳を休ませます。

2.血管から注射を刺し、RIの薬品を入れる。

薬品は全量で1.5ml程度です。RIの薬品を入れたあとには、生理食塩水といって、身体の浸透圧と同じ水を流して、RIの薬品を身体の奥まで押し込みます。ほとんど副作用はありませんが、吐き気などの報告はあります。

3.少し時間をおいて撮影します

撮影時間は、30分程度です。特に何かをするわけでもなく、ボーッとします。眠たくなるかもしれませんが、寝てしまうと血流が変化してしまうので、寝ないことをオススメします。

MRIと違って検査部位以外は、金属をつけておいも問題ありません。

腕時計や指輪、シップなど、つけておいても問題ありません。

じっと寝ておくだけなので、上向きに寝転がれる方は検査も楽になります。

しかし、腰や背中が曲がってしまい、上を向いて寝るのが苦痛な方にとっては大変になります。

途中で辛くなったら、撮影に関わるスタッフへ声で伝えると良いでしょう。

脳血流シンチでは、ペースメーカーをしていても大丈夫

脳血流シンチでは、ペースメーカーをつけていても検査が可能です。しかし、認知症の画像診断として、脳血流シンチと合わせて、頭部のMRIを撮ることが多いのですが、MRIではペースメーカーは絶対にNGとなっております。必ず申し出てください。

その他の金属も頭部でなければ基本的には大丈夫

頭部につけているような補聴器などは、障害になりますが、身体につけているようなボタンやチャックなどは検査中につけていても撮影には影響はありません。

ただし、あまりにごわごわした服装だと撮影範囲に入ってきてしまい、邪魔になるので、なるべく軽装が理想となります。

いかがでしたか?

脳血流シンチについて、簡単に解説しました。検査の中身が分かれば、恐がる必要のない検査です。

リラックスして検査を受けると良いでしょう。