肺に影!?肺がんが疑われたらどんな検査するの?診断の流れについて

最初にスクリーニング検査が行われ、肺がんの疑いがあると判定されたときは精密検査が必要です。

肺がんが見つかった場合は、ほかの臓器に転移していないかどうかも検査をする必要があります。

肺がんの検査を受けるときの、検査や診断の流れを紹介します。

肺がんが疑われたときに受ける検査と診断の流れについて

肺がんが発見される経緯として、主に2つのパターンがあります。

一つは咳や血痰などの自覚症状で病院を受診してから、もう一つは健康診断などの検査で見つかるパターンです。

集団の検診や自覚症状があって検査を受ける場合、最初にスクリーニング検査が行われ、疑わしいところがあるかないかを調べます。

スクリーニング検査では、レントゲン検査や喀痰細胞診などがあります。

疑わしい点がないと、そこで検査は終了になります。

がんの疑いがあると判定されたときは精密検査が必要です。

CT検査などで肺の病巣の場所をはっきりさせて、そこから細胞を採取して、それががんかどうか、どんなタイプのがんなのかなどをより正確に調べていきます。

状態によっては、胸膜、胸水、リンパ節などを組織を取って顕微鏡でみて調べることもあります。

肺がんが見つかった場合は、ほかの臓器に転移していないかどうかも検査をする必要があります。

転移をみるための検査としては、CT、MRI、RI(骨シンチグラフィー)、骨髄穿刺、肝臓の超音波検査などがあります。

くわしく調べたあと、それらの結果を総合的に判断して、病期(がんの進み具合)、体力、精神状態など多角的に考えて治療法を決めます。

レントゲンで影がなくても肺がんが潜む可能性もある

肺がんは、肺の入り口の方にできるものと奥の方にできるものがあります。

肺の入り口の方にできたものは、実はレントゲンでは映りにくいのです。

心臓や骨と重なってしまい、実際は写っているのかもしれないけれど隠れてしまって見えなくなってしまうのです。

反対に肺の奥の方にできた肺がんはレントゲンでも映りやすく、肺の奥の方にできた早期の肺がんの8割以上がレントゲンを撮ったことで発見されているそうです。

肺の奥の方にできたがんは特に症状が出にくく、症状が出てきたときには、かなり進行している状態かもしれません。

かかさずに定期検診を受けることをおすすめします。

全て低線量CTでよくないの?

レントゲンで写った影を調べるときにCT検査をする場合もあります。

最近のCT検査には低線量で撮影できる装置が開発されており、低線量のCT検査と通常線量のCTがあります。

低線量CTではレントゲンとほとんど変わらないような少ない線量でCT検査が受けられる優れものですが、少ない線量である代わりに小さな病変を隠してしまうことがあります。

精密検査でくわしい結果がほしいときには、やはりX線量はある程度必要だと考えます。

肺がんの診断の流れ

「集団検診」・「咳、血痰、胸痛などの自覚症状」

スクリーニング検査

「単純胸部X線」「喀痰細胞診」「低線量ヘリカルCT」

「胸部CT検査」「高分解能ヘリカルCT検査」

確定診断

「気管支鏡検査」「蛍光気管支鏡検査」「穿刺吸引細胞診」「透視下針生検」「胸腔鏡検査」「胸膜生検」

「病理学的検査」

病期診断

「PET/CT」「腫瘍マーカー」「CT・MRI」「超音波検査」「骨シンチグラフィー」「縦隔鏡検査」「気管支鏡検査」「胸腔鏡検査」

治療方針の選択

総合判定

「外科治療」「放射線療法」「化学療法」「その他 レーザー治療/遺伝子治療/免疫療法 など」

検査の仕組みや、疾患などを解説