そのポリープは本当に良性?胆のうポリープの種類について

胆のうポリープは多くがコレステロール性で良性です。しかし中には悪性のポリープも存在します。

胆のうポリープの種類について解説します。

【ドクターベジフル青汁】

・コレステロールポリープ

胆汁内に含まれているコレステロールが胆のうの壁にしみこんで沈着したものです。良性で、悪化する恐れはありません。

・胆のう腺腫

粘膜上皮が増殖して、盛り上がった状態を胆のう腺腫と呼びます。基本的には良性ですが、異常な増殖能力をもつ細胞が現れた場合には悪性、つまりがんと考えなければなりません。

・過形成ポリープ

粘膜上皮をつくる細胞の一部に、増殖スピードが速いものが現れて、上皮が過剰に増えている状態です。上皮が増えているだけですので良性で、上皮がひだのように隆起して見えます。

・炎症性ポリープ

粘膜上皮の下にある組織(粘膜固有層)が増殖して、もりあがった状態です。慢性胆のう炎などによる胆のう壁の炎症が粘膜固有層の増殖を促すきっかけとなります。悪性の心配はほとんどありません。

脂肪の多い食事でポリープができる

胆のうポリープの中でも最も多いのはコレステロール性のポリープです。

コレステロールポリープの大きさは数ミリで、多発する傾向がある。

胆のう壁にしみこんだコレステロールを食べたマクロファージの死骸が、上皮の下にたまってポリープをつくると考えられています。

コレステロール胆石同様に、胆汁中のコレステロールの増加がポリープを作る原因となります。食事によるコレステロール摂取が多くなるとポリープができやすくなります。

良性に見えても経過をみよう

ポリープの種類は、大きさや形、個数、胆のうの状態から判断できます。しかし、きわめて初期のがんと、良性のポリープは見分けがつきません。サイズに変化がないか、心配ないかどうかを経過観察を続けて確かめておくことが必要になります。

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