胆のう炎になって胆のうを取ってしまった。胆のうってなくても大丈夫なの?

胆のう炎と診断され、胆のうを取ってしまうことに関してメリットやデメリットを説明します。

【ドクターベジフル青汁】

増えている胆のうの病気

胆のうの病気には胆石、胆のう炎、胆のうポリープ、胆のうがんなどがあります。

近年それらの病気が増えているという報告があります。増えている原因は大きく2つあります。

一つ目は食事、二つ目は超音波検査の普及によるものです。

超音波検査が広く普及され、これまで発見できなかった胆石やポリープが容易に発見されるようになったことも大きな原因なのです。

食事によって胆石が作られてしまう

胆のうの石(胆石)ができる最大の原因は脂肪過多の食事です。

とりわけコレステロールや動物性の脂肪は胆石を形成しやすいと言われます。

胆のう炎の原因の多くは胆石

胆のう炎の多くは、胆石と呼ばれる石が悪さをして胆のうに炎症を引き起こします。

胆石が引き起こすため、胆石症と言われることもあります。

しかし無石性の胆のう炎もあり、胆石がないからといって炎症が起きないというわけではありません。

治療で胆のうを摘出することがあります

胆石や胆のうポリープの治療方法の一つに胆のうを摘出してしまう方法があります。

胆のうを摘出するのは、腹腔鏡と呼ばれる内視鏡を使った摘出方法と開腹手術をして取り出す方法とがあります。

胆のうを摘出する4つの理由

1.胆石やポリープが悪さをしてしばしば症状を引き起こす。

2.胆石の数が多い。

3.胆石やポリープが大きくなった。

4.胆のうがほとんど機能していない。

ただし、心配だからという理由だけで、きちんと働いている胆のうを摘出してしまう過剰な治療は不要ばかりか体調を悪くすることもあります。

胆のうを取ることのメリットデメリット

メリット

  • 胆のうの病変の再発はない(胆管に胆石が再発することはある)。
  • 腹腔鏡下でとるなら身体への負担は少ない

デメリット

  • 術後に下痢などがおこることがある(徐々におさまる)

胆のうをとらないことでのメリットデメリット

メリット

  • 身体への負担が少ない

デメリット

  • 治療可能な例限られている。
  • 胆石再発のリスクが高い

胆のうを取ったあとの影響は術前の状態による

胆のうの摘出したあと、一時的に不快症状が出る方もいますが、長年の悩みから解放される方もいます。

胆のうをとったあとの症状としては、下痢、もたれ、食欲不振、軽い吐き気などがあります。

中でも胆のうが正常に機能していた人では、術後の不快症状が強く現れる傾向があります。

ただし徐々に身体は胆のうがないことに順応していき、症状もおさまっていきます。

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