しこりがあるけど乳がんじゃない、乳がんに似た病気

おっぱいにしこりができると乳がんかも、と不安になりますよね。

でも、乳房にしこりができる病気は、乳がんだけではありません。

実は、しこりの8割は良性のものともいわれます。

なので、しこりができたからといって怖がる必要はありません。

乳がんによく似た病気を知っておきましょう。ただし自己判断は危険です。

【ドクターベジフル青汁】

乳がんに似た病気

乳がんに似た病気はいくつかあります。

似た病気の中でも代表的なものが、乳腺症や乳腺繊維腺腫があります。

乳腺症とは

35歳から45歳くらいの方に乳腺症が多くなります。

乳腺症では、しこりができて痛みがあります。

乳頭から分泌物がみられることもあります。

乳腺症は女性ホルモンの影響で起こる、生理的な変化の総称です。

なので、乳腺症では、月経周期に合わせて症状があらわれるのが特徴です。

正常か、あるいはちょっと正常から外れた状態です。

とくに治療の必要はありません。

繊維腺腫(せんいせんしゅ)

20~35歳くらいの若い人に多くみられるしこりです。

しこりには弾力があり、触るとよく動いて痛みがないのが特徴です。

繊維腺腫と診断されれば治療の必要はなく、経過観察となります。

繊維腺腫では、約90%が20歳から40歳の間に発症し、授乳期に起きやすいです。

自然に小さくなったり、消えてしまったりするケースもあります。

しかし、あまり大きくなりすぎると摘出することもあります。

その他、しこりができる病気について

他にも、葉状腫瘍、乳管内乳頭腫、乳腺炎、打撲後におきる脂肪壊死などでも、しこりはできます。

年齢によっても、どの病気になりやすいかが変わります。

葉状腫瘍

繊維腺腫とよく似たしこりができます。

急激に大きくなっていくのが特徴です。

ほとんどが良性のものですが、悪性や中間型もあり、手術で残さず取り除きます。

再発しやすく、再発のたびに悪性度が高くなる可能性もあります。

乳管内乳頭腫

乳頭に近い、太い乳管の中にできる腫瘍です。

症状として、血のまじった分泌物が乳頭から出るのが特徴的です。

乳頭腫自体は良性の腫瘍です。

しかし、悪性と鑑別が難しい場合も多く、手術で切除することもあります。

乳腺炎

しこりとして受診することは少ないですが、細菌に感染して起こる乳腺の炎症が乳腺炎です。

乳房が赤くはれて熱をもち、痛みます。

中には高熱が出ることもあります。

授乳期に起こりやすく、乳腺に滞った母乳が原因で起こるほか、乳首から乳腺に細菌が入り込んで起こります。

治療では、乳腺内にたまった母乳やうみを出すようにします。

そのために、マッサージや注射器での吸引をしたり、症状が重くなると切開などを行ったりもします。

検査の仕組みや、疾患などを解説