【検査が不安】頭痛でCTやMRIなどの検査を受けることになったけど、何か頭に病気があるの?

頭痛のために大きな機械で検査を受けるとなると自分自身に何か問題があったのかと思ってしまう人も少なくありません。

しかし、CTやMRI検査は、頭痛の人全てに必要というものではなく、症状が出た人の不安を取り除くために、医師側にとって慎重な対応をとるために行うものと考えても大丈夫です。

頭痛の検査を受ける意味

頭痛の検査というと、大型の検査機器であるCTやMRIなどが必要なイメージがあります。実際に、頭痛と訴えて受診する方に対し、これらの機器で検査を受けることは多いでしょう。しかし、問診からだけでも、長年同じ頭痛を繰り返していることがわかります。

診察により他に問題となる症状がなければ、ほとんどが片頭痛や緊張型頭痛であると診断でき、実際に、片頭痛や緊張型頭痛の人にCTやMRI検査をしてもほとんど異常がみられません

そうはいっても、長い期間片頭痛に悩まされた人で、いつも片側の視野だけがおかしい、キラキラした光が見えるなどの症状がある場合、脳腫瘍や脳の血管異常であったりする場合がまれにあります

40歳を過ぎてから片頭痛が始まった人にも、脳の異常を疑うことが必要です。

検査は、貧血や甲状腺の病気を調べる血液検査を行うこともあります。貧血があると片頭痛の発作の回数が多くなることがあり、甲状腺機能の異常で毎日頭痛が続くこともあるからです。

CTやMRI検査は、頭痛の人全てに必要というものではありません。しかし、検査を受けるからと言って、必ず脳内に問題があるわけでもありません。頭痛に対して医師側が慎重な対応をとりさまざまな検査をすることも少なくありません。

頭痛そのものが病気の一次性頭痛

検査を受けても脳や身体に頭痛の原因となる病気が認められない場合には、医学的には頭痛そのものを病気と診断します。正式名は「一次性頭痛」です。一次性頭痛には片頭痛などが含まれ、他には緊張型頭痛や群発頭痛などがあります。何年にもわたり、繰り返し起こることから「慢性頭痛」とも呼ばれることもあります。検査を受けることで発覚するような脳腫瘍やくも膜下出血などは「二次性頭痛」に分類されます。

一次性頭痛は検査をしても異常が見つからないことが多い

片頭痛などの慢性頭痛(一次性頭痛)を訴える人に検査を受けてもらって、脳腫瘍などの異常が見つかることはほとんどないことが、臨床結果が出ています。しかし、頭痛で悩んでいる人からすれば、心配事です。何か問題を抱えているのではないかと思って受診をしているからです。

医師が直接の痛みの原因究明だけでなく、本人が不安に感じていることを解消するために、いろいろな検査をすることもあることを知っていれば、検査を必要以上に深刻にとらえなくても良いでしょう。

逆に、不安を取り除いてから、慢性頭痛と向き合って治療していきたいと思うなら、そのことを気軽に医師に相談してみましょう。

もちろん、CTやMRIで異常が認められなかったからといって、診察が終わるわけではありません。

長年苦しめられてきた慢性の頭痛の治療には、気長に取り組みましょう。